磁器質タイルとセラミックタイルの材質の違いとは?
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2022/01/08
コラム

内装には欠かせないタイルには、様々な種類があります。
その中でも、良く扱われているタイルとして、磁器質タイルとセラミックタイルがあります。
名前こそ似ていますが、両者の材質はそれぞれ異なります。
では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
▼タイルとは
タイルとは、粘土などを主原料とした建築材料のことです。
粘土などを高温で焼き上げられて作られており、床や壁を覆う役割を果たしています。
床や壁を覆うことで、一定の保温効果や除湿効果などを発揮して、建物の環境を整えています。
快適な住まい作りには、タイルは欠かせない存在なのです。
▼タイルの種類
タイルの種類には、多くの種類があります。
大きく分類すると、4つに分けられそれぞれ異なる性質があります。
■種類① 内装用タイル
1つ目が、内装用タイルです。
建物の壁などの内装に使用されていて、デザイン性・保温性などに優れています。
■種類② 床用タイル
床用タイルとは、建物の床に使用されるタイルのことです。
人が歩いたりするときの、床にかかる負荷を吸収する役割があります。
■種類③ 外装用タイル
外装用タイルとは、建物の外壁に使用されるタイルのことです。
建物の外観を保つ役割と、耐久性を維持する役割があります。
■種類④ モザイクタイル
モザイクタイルとは、比較的小さいタイルのことです。
タイルを重ねることで、モザイク柄になることから、モザイクタイルと呼ばれています。
内装・外装どちらでも使用されます。
▼磁器質タイルとセラミックタイルの材質
床用タイルの中に、磁器質タイルとセラミックタイルと呼ばれるタイルが存在します。
それぞれ違う材質であり、使用される用途も異なります。
■磁器質タイルの材質
磁器タイルとには、石英・粘土などが組み合わさっています。
石英と粘土などを1300度程度の超高温で焼き上げることで、固く丈夫な材質になるのです。
特に吸水性に優れている為、主に床や水回りに使用されます。
■セラミックタイルの材質
セラミックタイルは、陶磁器製のタイルを総称したものです。
タイルの吸水率により、磁器質・石器質・陶器質に分類されます。
磁器タイル同様、高温で焼き上げられて作られます。
高温で焼き上げられた後、プレス加工を行っており、光沢が出やすい材質に仕上がります。
丈夫で高級感あふれる材質のため、ホテルなどで使用されています。
「大理石」という言葉をよく聞くと思いますが、大理石の正体が、セラミックタイルなのです。
▼まとめ
磁器質タイルとセラミックタイルの材質の違いを、お話しさせていただきました。
・磁器質タイルは、床向きの材質
・セラミックタイルは、光沢が出やすく高級感が出やすい材質
このような違いがあります。
この記事で、タイルの材質について参考に慣れれば幸いです。